FX取引で利益を上げるためには、もうこれ以外にはないという方法がトレンドに乗るということです。マーケットには、上昇トレンド、下降トレンド、トレンドレスの3つの状態しかなく、通常は、トレンドレスの状態が続いています。トレンドレスの状態とは、一般的にはボックス圏内と呼ばれていますが、大きな動きがないため利益を出すのが難しい状態です。この状況から、ある時点から一方向に動き出すことになり、その状態がトレンドが発生した状態となります。
ここをいかに素早く見極めてエントリーできるかが勝負となります。トレンドに乗れればこちらのもので、こんどはトレンドの収縮をまって利食いをするだけです。トレンドが終了すると再びボックス圏内の動きが続くことになります。そして、新たな動きが出てくるまでひたすら待ち続けるということになります。
突き詰めて言うと、FX取引とはこの繰り返しということになります。よく波乗りに例える人がいますが、トレンドという波を見つけるまでは、じっと静観を続けて、一旦波を見つけると素早く波乗りを行い、波が収まるとすぐさま波から離れて新たな波が来るのを待ち続けることになるのです。大切なことは、トレンドを見極めるということはもちろん、トレンドのない時間帯は余計なエントリーはせずにじっと待つということです。FXの世界は24時間取引ができますので、東京市場のオープンする時間帯やロンドン市場がオープンし欧州勢が参入してくる時間帯、また、米国経済指標の発表時などは比較的手トレンドが発生しやすい時間帯であると言えます。