海外の業者が日本で営業することは禁止されていますが、国内に住んでいる人が海外の業者を利用することには問題はありません。日本のFXはガラパゴス化しており、実は海外の標準とはかけ離れた仕組みになっています。その最も大きな点がレバレッジ規制です。日本国内の業者は最大で25倍までのレバレッジしかかけることができないため、一攫千金を夢見るのであればあまり向いていないかもしれません。

しかしそれでも日本のFX業者の利点があります。それは「税金」です。海外で一攫千金したとしても、場合によっては半分近くを税金で持っていかれてしまうだけでなく、保険料や年金なども高くなってしまいます。しかし国内のFX業者であれば申告分離課税となっているため、税率はどんなに稼いでも20%です。

大金を稼げば稼ぐほど国内の業者を利用していたほうが税金が安くなるのです。また、損失を出してしまった場合でも損益通算をすることができるので、翌年以降3年間の利益と相殺することができます。FXの取引コストを気にする人はたくさんいますが、実は税金が最も大きなコストです。FXで利益を出すために節税は避けて通れない道です。

中には海外に会社を建てる人もいます。利益を出す勉強も必要ですが、税金についてもしっかりと調べておくと良いでしょう。給料以外に収入がある場合は確定申告が必要になりますので、手続きは期限までに必ず終わらせるようにしなくてはなりません。