FXの取引に使う資金は余剰資金であるべきです。お小遣いや、あるいは余ったお金のことを意味します。生活に必要なお金をつぎ込んでまで増やそうとするべきではないのです。FXの取引で安定して増やすことができるようになったとしても、それはするべきではありません。

相場にはリスクが常にありますから、もしも相場が急変したときに資金を失い、生活が立ちゆかなくなることを考えれば、非常に恐ろしいことであることが分かるはずです。相場は予想できないものだと考えておく必要があり、たとえ現在は安定して稼ぐことができるとしても、それが未来永劫続くという保証はどこにもないのです。余剰資金でFXを取引するメリットはほかにもあります。まず冷静になれることです。

なくなってもいいお金だという理由で適当に取引をするのが良いと言っているわけではありません。なくなって困るようなお金で取引をしていれば、恐らく冷静さを失ってしまうでしょう。例えば、負けが続いてくると、その負けを取り戻さなければならないという心理がどこかに働くはずです。自分では気づかない無意識のうちに働くこともあるでしょう。

このような状態になると、取り戻すために大きな資金を投入したり、あるいはレバレッジを高めたりしてしまうことがあります。無理な取引はたいていうまくいかないもので、それがさらに損失を書く出させてしまうものなのです。それによって生活できなくなるというのは最悪の状況ですから、そうならないように余剰資金で投資するようにしましょう。