FXではチャートに頼りすぎないことも大事

FXの取引ではチャートは必須なものだと言えるでしょう。そのために様々なチャート分析の技術が開発されています。例えばテクニカル指標はすでに多くの人が使っていて、その使い方も様々です。テクニカル指標を用いることによって相場のトレンドや過熱感が一目で分かりますから、これを利用しない手はないでしょう。

しかしながら、チャートに頼りすぎないことも大事なことの一つです。チャートは過去の為替レートを表示するためのツールで、人間の記憶力をカバーするものだとも言えるでしょう。過去の動きを正確に覚えることは人間にとって不可能なことですから、チャートを見て判断することは必要となります。しかし、あくまでも過去の動きを視覚化したものに過ぎませんから、いくらテクニカル指標が優れていたとしても、未来の予想を完璧に行うことはできないのです。

例えば、RSIが80を超えれば反落するサインだというのが基本的な使い方ですが、RSIが80を超えたままずっと上昇し続けることもあります。チャートに頼りすぎていると、大きな損失を発生させてしまう可能性があります。ですから、チャート分析は、分析方法の一つの手段であるという認識は必要でしょう。チャートが示しているからこの方法で行けばFXで勝てると考えるべきではありません。

「罫線屋、罫線引き引き足を出し」という皮肉な相場格言があることからも分かるように、FXの取引でもチャートに頼りすぎることは非常に危険なことなのです。

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